Lee Wagstaff

profile
1969年生まれ
ロンドン出身
Royal college of ART
在籍

---------個展歴---------
2000 「final show」(ロンドン/Royal college of ART)
2000 「卍」(京都/京都市立芸術大学)


-------グループ展歴-------
2000 「ABSOLUT SECRET」(ロンドン/R.C.A)
2000 「ABSOLUT SECRET」(アメリカ/New York)

---------略歴-----------
<学歴>
1990-1993  セントマーチンス美術大学(現代美術 文学士)
1998-2000  国立芸術大学(現代美術 文学修士)
<受賞・奨学金>
1999  京都市立芸術大学 4ヶ月の交換留学
<職歴>
1993-1998 雑誌「The Face」「I.D」「Guardian」 「Time Out」「 New Musical Express and Melody Maker」等にフリー写真家として作品掲載。


works
タイトル:「Shroud(埋葬する死体を包む)白布」
     「Baptism 洗礼」
制作年:2000年

comment
過去4年間、私はプリントメイキングとタトゥイングの関係を探求してきました。
 私はローマンカトリック信者として育てられ、私の家族の中にいるインド系の人物の影響を強く受けてきました。
 私のタトゥーの表現は私が受けた宗教的なしつけの影響を色濃く受けており、世界のほとんどの文化で見られるシンボルとパターン(丸、四角、星、卍、三角などの)からなっています。私が興味を持つのは幾何学的フォームの(世界的)拡散とその同時発生性です。どうして同じ形やパターンがこの広大な地球上の多様な文化的背景の下で発見されるのだろうか。
 タトゥーが永久に存在するためにはインクは肉体即ち肌の下に置かれなければならない。
血はタトゥーの副産物であり、私の作品に「血」が含まれるのは当然のなりゆきです。
タトゥーを施すとき自らの肉体は当然に傷つきます。まさに私にプリントをはじめさせたのは自らの体から流れ出る血でありました。私は自らの血をもってシルクスクリーンプリントをすることを思いつきました。
実物の「Shroud」は私の血1パイントで刷られています。
 プリントメイキングとタトゥイングはお互いに技術的類似性と美的類似性を共有します。
 タトゥイングはもっとも原初の人類のマークメイキングのかたちであったのです。
木版はそれが紙の上に印刷されるずっと以前は、タトゥイングの手本として人間の肌の上になされました。
 私のタトゥデザインはまずそれをとても薄いティッシュペーパーの上に描きます。
それからそれをカーボンの上に写し、さらに少量の溶剤の入った水で自分の肌に転写 します、最後にカーボンをガイドとしてタトゥするのです。
 タトゥすることはわたしの生き方に大きな影響を及ぼしました。
 身体的な容貌の明らかな変化や他人との大きな相違ばかりでなく、タトゥによって私は永遠とは何かということ、逃れ得ない死というもの、また「痛み」ということを考えさせられるのです。

(※この文章、略歴ははアートアニュアル2000パンフレットに記載されたものです)


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